生きる力→観る・聴く・考え・選ぶ力
観る・聴く・そして考え、選ぶ力
お教室で一番大事にしたいのは、ピアノが上手になることよりも自分で何をどのように『観る』のか『聴く』のか。
(語弊がないように付け加えますが、勿論弾けるように指導は努めます。)
そこから自分で考え、自分にとって必要なことを選び、作り出すこと。
そのプロセスを大事にしたいと思っています。
ピアノでも、着物を纏うことも大事にしていることは同じで、時々行うイベントも軸は同じなのです。
生きている中で現れる『選ぶ』『決断する』瞬間
人が1日に使用する単語の数は、無意識に取捨選択された約1万6,000語(アリゾナ大学とテキサス大学の合同研究)
食べるもの・場所といった食事に関する事柄だけでも、人間は1日に2,267回の決断をしている(コーネル大学のJeffery Sobal教授らの調査)
車を1マイル(1.7km)運転するにつき、200を超える決断をしている(米国労働安全衛生局の報告)
いつからでも遅くない
日々これだけの数選んでいるなんて凄くないですか?
そう考えれば、そのひとつひとつの決断で日常はいくらでも変化する。
いくらでも変えられる。
子どもも大人でも年齢によって運動機能的に出来る出来ないことはあるかもしれませんが、いつからでもその力を身に付けることは出来る。
瞬時に選ぶ力、『勘』そして『五感』を磨くことはとても大切で、その磨くツールとして音楽、ビアノはとても有効だと思っています。
変化を望まなくとも、まわりや環境は変わっていくのが世の常。
それにいかに自分の軸を持ち、且つ柔軟に対応出来る思考力、思考回路を持つか。
これからの時代に必要な生きる力ではないかなとも思っています。